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中絶手術は、母体の健康を守るためにも早期に行うことが推奨されています。 当院では、医師や看護師が患者様に寄り添ったアドバイスを行い、中絶に関するリスクやタイムリミット、必要な書類などについて正確な情報を提供し、納得のいく選択ができるようサポートします。 ※当院では、妊娠11週までの初期人工中絶手術のみを行っています。
手術中は静脈麻酔を使用するため、痛みを感じることなく手術を受けていただけます。 手術前に子宮口を広げるための処置が必要なこともあり、その際に痛みを感じる可能性はあります。この処置では、ラミナリアやダイラパンといったスポンジのような素材の細い棒を子宮頸管に挿入し、ゆっくりと子宮口を広げますが、その過程で痛みを感じることがあります。
1ご来院
ご予約はWEBまたはお電話で承っています。ご来院の際は、保険証をお持ちください。
2診察・手術日の決定・同意書のご説明
血液検査や経腟超音波検査を行い、患者様の健康状態を確認しながら、正常妊娠かどうかを判断し、正確な妊娠週数を算出します。 この際、手術や術後のケアについての疑問を丁寧に説明します。 正常妊娠が確認できたら、妊娠6週以降の胎嚢の成長を見ながら、中絶手術の日程を決定します。 中絶手術の費用は、手術を行う妊娠週数によって変わります。 手術日が決まり予約が完了したら、同意書をお渡ししますので、当日までにご準備ください。同意書は、患者様ご本人が住所や氏名を記入していただき、捺印も必要です。 この同意書は提出が義務付けられており、配偶者またはパートナーの同意が必要です。同意書のご用意が難しい場合は、前もってご相談ください。
3手術当日(日帰り手術)
当医で必要な着替えなどを全てご用意しておりますので、来院時は身軽な状態でお越しいただけます。当院の中絶手術は、点滴麻酔を使用するため、眠ったような状態のまま受けていただけます。手術時間は約10分です。 手術は真空吸引法を用いて行われ、安全かつ迅速です。この方法により、手術時間が短く、術後の炎症リスクも低減されます。また、子宮内の妊娠成分の遺残が少なく、子宮の回復が早まることにも期待できます。 手術後は約3時間で歩けるようになりますので、それまでベッドでお休みいただき、その後お帰りいただけます。当日は安静に過ごしていただきますが、夜のシャワーは問題ありません。翌日からはデスクワークなどの軽い作業も可能です。
4手術後
中絶手術1~2日後と、約1週間後に術後診察を行い、子宮の回復状態を調べます。この診察費用は手術代に含まれているため、追加費用は発生しません。低用量ピルの使用を希望される場合は、術後診察の時にお知らせください。 低用量ピルは、中絶手術で乱れたホルモンバランスを整え、月経周期を回復させる効果があります。また、子宮内膜の回復も促進します。3カ月以上服用した後は、避妊目的だけでなく、ライフスタイルについても考えながら継続的に服用することをお勧めします。
※中絶手術は週数や手術方法の違いで値段が変わります。
一度中絶してしまうと後遺症や不妊の可能性がありますか?
中絶手術を受けたからといって、基本的に後遺症を心配する必要はありません。不妊症になるリスクもほとんどありません。 ただし、合併症が発生した場合や、精神的な影響を考慮すると、「絶対に大丈夫」とは言い切れないため、慎重にご検討いただければと思います。
日帰り手術にかかる時間はどれくらい?
手術自体は約10分で終了します。ただし、初期妊娠中絶手術を受けられた場合、手術後は1~2時間ほど院内のベッドでお休みいただき、状態を確認してからご帰宅となります。
中絶手術は保険適用になりますか?
人工妊娠中絶手術は保険が適用されず、自費診療となります。一方、流産手術は保険適用の扱いとされます。
手術後はいつから仕事をしていいですか?
手術後は、3日ほどご自宅で安静に過ごすことが推奨されます。
手術後、ピルの服用や性交渉はしてもいいですか?
低用量ピルは手術直後から服用可能ですが、感染リスクを避けるため、性交渉は術後1週間の診察後からにしてください。 術後の排卵は、最短10日で再開すると言われているため、避妊目的で低用量ピルを希望する場合は、術後から1週間後の診察時にご相談ください。
手術後の月経はいつから来ますか?
中絶手術後の月経は、手術から30〜50日後に始まることがほとんどです。妊娠によるホルモンバランスの乱れにより、月経周期が変わるため、1ヵ月以上経ってから月経が来ることが一般的とされています。 また、中絶手術後の月経は、通常の月経とは異なる場合があります。具体的に言いますと、経血量が多かったり少なかったり、月経期間が長かったり短かったり、予定より早く来たりすることがあります。さらに、手術後に不正出血が起こり、月経の出血と区別がつかないこともあります。そのため、術後の検診は必ず受けていただき、出血について不安がある場合はご相談ください。 中絶後2ヵ月経っても月経が来ない場合は、当院や婦人科が設置されている医療機関へご相談ください。月経が始まらない原因としては、中絶手術のストレスによる月経不順や、子宮内容物の遺残などが挙げられます。 手術後は体調が不安定になりやすいため、不安なことがあればお気軽にご相談ください。
流産とは、妊娠22週未満で妊娠が終了してしまうことを指します。 全妊娠の約15%が流産に至るとされています。流産の約80%は妊娠12週未満に発生し、その主な原因は受精卵の異常(染色体異常など)であり、お母さんの日常生活によるものではありません。 流産は、子宮の内容物が完全に排出される「完全流産」、一部が子宮内に残る「不全流産」、子宮内妊娠しているが発育・心拍が確認できないまま子宮内に留まる「稽留流産」に分かれています。不全流産や稽留流産の場合、流産手術を行う、もしくは自然排出されるまで経過を見ながら判断する必要があります。 自然排出を待つ場合は、出血や腹痛で救急受診するケースがほとんどのため、約1週間のうちに自然排出しない場合は流産手術を選択します。
手術器具を子宮の中に入れて、絨毛や胎児の組織を摘出します。初期流産手術には「掻把法」と「吸引法」がありますが、特に身体への負担が少ない「MVA法(手動真空吸引法)」がWHO(世界保健機構)から推奨されています。 MVA法は、初期流産(妊娠11週6日まで)に対して2018年4月から保険適用となっている手術です。プラスチック製の柔らかいカニューレを用いるため、痛みが最小限に抑えられるだけでなく、子宮を傷つけるリスクがほとんど伴いません。手術は5分~15分程度で終わりますが、絨毛性疾患を合併している可能性もあるため、子宮の内容物を病理検査に提出します。
1ご来院~手術前の採血
手術前には、血液型や感染症の有無をチェックするための採血を行います。 また、手術前日の夜10時以降は絶食し、手術の3時間前からは飲み物も控えていただくようお願いしています。
2前処置
まず、超音波検査で子宮のサイズ、位置、傾き、左右の広がり、子宮筋腫や子宮奇形の有無を調べてから、腟式超音波で子宮頸管の長さや方向をチェックします。 その後、頸管拡張する棒を数時間挿入します。
3手術当日~術後確認
手術はエコーによって子宮の様子を確認しながら、手動吸引法(MVA)を用いて行います。この方法は、子宮内膜をできるだけ傷つけずに済むため、痛みはほとんど感じません。手術は約10〜15分で終了し、麻酔が効いている間に終わることがほとんどです。 術後、子宮筋腫がある方や子宮の屈曲が強い方は、痛みを感じる可能性がありますが、時間とともに和らいでいきます。超音波で取り残しがないか確認し、手術を終了します。 手術後はリカバリールームで2〜3時間ほど休んでいただき、再度診察を行います。問題がないことと分かり次第、帰宅していただきます。
4再診(翌日・1週間後)
手術の翌日(休診日の場合はその次の診療日)と1週間後に再診していただき、子宮の状態をチェックします。