国民投票 2016.07.14 コラム イギリスのEU離脱の方向が民主主義の多数決できまった。 だが、まさか・・とか、そんなことになるとは。。。 という声が多く、やりなおしを希望する人が300万人とか。 何のための多数決だったのだろう。 民意ってなんなのだろうということを考えさせられたものだった。 実は私は今年自分のマンションの理事会の副理事である。 うちのマンションは、毎年理事を当番制で回していて、ほぼ均等に住民がそれにあたる。 単年度の役割であり、責任の重さは低い。 だから何かを決めるときはほぼ多数決となる。 これが今回のような混乱を起こしやすい。 まさに今年がそれなのだ。 「修繕積立金の値上げ」の問題を解決する年度に当たっている。 一度アンケートをさらっとやった。 選択は4つ。現状維持と上げ幅で1,2,3案の4つであった。 上げないと上げるで2:3くらいにわかれた。 ただ多数決といっても上げないというひとが4割もいる以上上げることにしても説得する十分な内容が必要らしいし、上げる額も次回の修繕を考えるとアンケートで多かった案では全く足りないらしい。(じゃあそもそもそんな案作らなければいいのに) イギリスという国家もなかにいる人間が自分たちだけで自給自足で外とかかわりなく生きていくことができるならEUに加盟していなくても、世界の国とも連携がなくともいいだろうが、やはりお金も人も外からの出入りなしでやっていくことは想像以上に難しいはずだ。 それを自分たちの生活に置き換えても同じで、マンション一つにしても、売り買いするときの価値の問題、住処を維持するために必要な維持費の大切さなどを考えると経済対策は必要になってくるので、いろんな人に意見を聞く必要もあるし、ただ中にの人間だけの多数決だけで結論をだすなんておそろしいことをすることは絶対にしないつもりだ。 街頭インタビューで市場で買い物をしているおばちゃんが「税金上がったら困るけど、福祉をもっと、年金をもっと」と言っているのを聞くと、こんな人たちがもし国民投票があればの一票を入れるのだとおもうと国の行く末はやはりしっかり勉強した偉い人たちにお任せしたいと思うのですが、ほんと、大丈夫ですか。 日本のトップの皆様方!!憲法改正なんて国民の3分の2の同意がないとできないということなので、まず絶対に無理だと安心していますが。