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予防接種

当院では、任意の予防接種に対応しております。
※予約制となりますので、お問い合わせのうえご来院ください。

当院で対応する予防接種

  • 風疹
  • 麻疹
  • 帯状疱疹ワクチン
    (2種類・成人定期接種)
  • 子宮頸がんワクチン
  • 肺炎球菌ワクチン(成人定期接種)
  • コロナウイルス
  • インフルエンザ

子宮頸がんワクチン

子宮頸がんワクチン HPVワクチンは、ヒトパピローマウイルス(HPV)による感染を防ぎ、子宮頸がんのリスクを減らすためのワクチンです。日本では、小学6年生~高校1年生に相当する女子が、定期接種として3回無料で接種できます。
2013年では、日本でHPVワクチンが定期接種と指定されましたが、その後、接種後の症状に関する調査のため、積極的な接種推奨が一時中断されました。世界的には、HPVワクチンの普及により子宮頸がんの発症率が低下していますが、日本では前に述べた接種推奨の中断により、未だに接種率が極めて低いです。そのため、ワクチンが普及していない時代と同様に、子宮摘出や死亡のリスクが依然として高いままです。
子宮頸がんは予防可能な病気です。女性の健康と未来を守るために、HPVワクチンについての理解を深めましょう。

効果

効果 現在、HPVワクチンが「子宮頸がん」そのものを予防する効果は証明されていません。
しかし、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスの感染と、子宮頸部の異形成を防ぐ効果においては証明されています。
2006年にアメリカでワクチンが導入されて以降、ワクチン導入前(2003年~2006年)と導入後(2009年~2012年)のデータを比較した研究では、HPV感染率が有意に低下したことが報告されています。同様に、スコットランドやイギリスでもワクチン導入後にHPV感染率の有意な減少が報告されています。

子宮頸がんワクチンの種類

HPV感染症を予防するワクチンには、9価「シルガード9」(MSD)、4価「ガーダシル」(MSD)、2価「サーバリックス」(GSK)があります。現在は9価「シルガード9」が主に使用されています。

副作用

通常、不活化ワクチンの副反応は、接種してから48時間以内に起こるケースが多いです。主な症状としては、発熱、接種部位の痛みや腫れ、頭痛、筋肉痛などが挙げられます。
また、稀にアナフィラキシーショックや複合性局所疼痛症候群(CRPS)が発生することもありますが、これらの確率は他のワクチンと大きく異なるわけではありません。

対象となる年齢

定期接種は【小学6年生~高校1年生(12~16歳)】が対象です。
この年齢が対象となっている理由は2つで、1つ目は性交渉この期間に接種を受けることで26~30歳まで効果が続くためです。
2つ目は、性交渉によって感染リスクが生じるHPVウイルスが子宮頸がんを引き起こしますが、これが体内に入ってくるまでにワクチンを受ける必要があるためです。

接種の流れ

  1. 医師との面談を行う(診察の予約が必要です。ワクチンの種類や副作用についてなどお話します)
  2. 後日予約にて接種をおこなう(ワクチンは取り寄せです。接種希望日の1週間前にクリニック代表番号へお電話ください)

接種費用

  • 無料の西宮在住12~16歳女子以外の方:¥33,000×3回